おいしいグルメがいっぱいある福岡。2泊3日の限られた日程、そしてひとり旅なので食べられる量を考えながら、食べたい物を網羅すべく意気込んで乗り込みました。結果、胃袋力が弱すぎて食べたい物をすべては食べられなかったのですが、王道グルメはしっかり押さえられたと思います。
食べたい名物はランチで満喫! 夜はテイクアウトも活用
ひとり旅で心配なのがごはんですよね。普段はひとりごはんが平気!という人でも、旅先では…という人も多いのではないでしょうか。私もどんなところも一人でガンガン行けるというタイプではないので、旅先のごはんは結構悩みます。だからといってせっかく行った場所で、ご当地ものを食べられないのは残念ですよね。なので私の場合、どうしても食べたいご当地ごはんはランチに攻めます! 夜に比べるとランチタイムはちょっと敷居の高いお店でもグッと入りやすくなりますし、セットなどでお得なメニューが用意されていることも多いです。
そして、ひとり旅の一番の難関が夜ごはんです。福岡といえばの屋台に果敢に挑んで、地元の人たちと並んで飲む…なんてことは到底できないため、人気店のテイクアウトやおひとりさま歓迎の駅周り施設のお世話になりました。テイクアウトした料理とコンビニなどで調達したお酒を飲みながら、ホテルの部屋で動画などを見ながらくつろぐ夜も悪くありません。
また今回は実践していませんが、朝食にご当地メニューが充実したホテルを選んで、朝食付きで宿泊するというのも一つの手です。特にひとり旅だとあれこれ食べたいけど、そんなにたくさんは難しいもの…。そんな時は朝食であれもこれも少しずついろいろ食べられるのはすごくうれしいですよね。ぜひ旅の計画の際には朝食もご当地グルメを楽しむ一つの方法として検討してみてください。
※前回の鳥取・島根旅ではホテル朝食でご当地メニューを満喫しましたので、よろしければそちらをご覧ください。
https://www.natsuhablog.com/tottorishimane074/
王道グルメも話題の味も!
今回、必ず食べたいと思っていた博多グルメが「明太子」「もつ鍋」「博多ラーメン」。それ以外にもSNSなどで見て気になっていた話題のお店をたくさんリストアップしていました。あまりお店を絞り過ぎると、混んで入れ入れなかった、臨時休業していた…などという時に予定が狂ってしまうので、あらたかじめ「明太子ならここか、ここか、ここ」というように複数店舗の候補を考えておくのがおすすめです! 最終的に食べたかったものをすべてを網羅できたわけではありませんが、しっかり福岡のおいしいものを味わえた旅になったと思います。
●博多めん鯛まぶし
福岡といえばの明太子。その明太子を使った名物料理はいろいろあって悩みましたが、今回は明太子と鯛を使ったちょっと贅沢なこちらを選びました。お店は博多駅直結のJR博多シティ内にある「めんたい料理 博多椒房庵」。お店のイチオシメニューだった「博多めん鯛まぶし」にしました。明太子と鯛のお刺身は好みで炙ることが可能で、私は明太子を半分だけ炙ってもらいました。1杯目はそのまま(お好みでレモンを絞って)、2杯目はとろろをかけて、3杯目は出汁をかけて…と3通りの味で楽しむことができました。どれもおいしかったですが、個人的にはレモンを絞ってそのまま食べるのが一番好みでした。行ったのが日曜のお昼時だったこともあり入店まで45分くらい待ちましたが、食べ終わってお店を出るころにはかなり混雑は解消されていたので、少し時間をずらして行くのがおすすめです。
●ダコメッカのパン
福岡駅近くの大人気ベーカリー「ダコメッカ」。常に行列が絶えず、長い時は2時間待ちという時もあるそうです。私は日曜の17時頃にお店へ。早起きして疲れていたこともあり、この日はこちらのパンをテイクアウトして夜ごはんとしてホテルで食べました。夕方だとかなり残っているパンはかなり少なくなっていましたが、その中からクロックムッシュ、ラムイチジク、バナナファーブルトンを購入。どれもとてもおいしかったので、ぜひたくさん種類があるタイミングでも行ってみたいと思いました。パンはどれも小ぶりなので、いろいろ食べやすいのも◎です。
●かしわめし
九州の郷土料理「かしわめし」も持ち帰りでホテルでいただきました。これは福岡駅直結の商業施設、マイングにある「吉祥庵」の地鶏おむすびです。鶏のうま味がお米にしっかりしみ込んでいて、やさしい味わい。夜ごはんと夜食としてペロッと食べてしまいました。シンプルで素朴な味ですが絶対にまた食べたいと思える一品でした。家の近くで買えれば週3~4日は買いに行きたくなる味でした。
●ホルモン焼き
SNSで見て気になって行ってみたホルモン焼きの専門店「鉄板焼天神ホルモン」。人気メニューはお得な定食のようでしたが、私は好きな丸腸をしっかり食べたかったので、単品で注文することに。丸腸、サガリ、ごはん、そして昼からビールを頼みました。お目当ての丸腸はみそ味をチョイス。濃い目のしっかりとした味付けで、ごはんにもビールにもよく合うおいしさでした。私が行ったのはJR博多シティ地下にある博多一番街の店舗でしたが、13時過ぎ頃で15~20分くらい並びました。私が行ったタイミングでは店内の8割くらいが海外の方のようでした。
●博多ラーメン
福岡を代表するグルメの1つ。有名店をはじめ、とにかくたくさんのお店があるのでどこで食べるかかなり悩みました。普段からラーメン屋さんに一人で入るのをためらうタイプなのですが、せっかくなので勇気を振り絞って入店しました。…といっても、博多は駅直結の商業施設にもたくさんラーメン店が入っていて、観光客も多くどこも一人でも入りやすい雰囲気。ひとりラーメンに抵抗がある人もこういった施設のお店だと入りやすいのでおすすめです。私が行ったのは、博多駅直結の博多デイトスという施設内の「博多めん街道」にある店舗。最初に食券を買うシステムなので、注文にも困りませんでした。麺の固さを聞かれてオロオロしてしまいましたが、お店の人が優しく教えてくれました。人気店だけあって、クセや臭みもなく、コクたっぷりなのにしつこくない味わいでとても食べやすいラーメンでした。
●八女茶
お茶好きとして、今回ぜひ味わいたいと思っていたのが八女茶です。今回、旅程的に八女まで足を運ぶことが難しかったので、福岡市内で飲めるお店を探して見つけたのが、大濠公園内にある「& LOCALS 大濠公園」。八女茶を使ったドリンクのほか、ソフトクリーム、おいなりさんやだし巻き玉子などのフードも楽しむことができます。こちらでは、だし玉サンドセットを注文。セットのドリンクは冷たい八女茶の煎茶を選びました。店内の席からは公園を望むことができ、ゆっくり過ごすことができました。また、一角で八女茶のほか地元のお酒や調味料、お菓子なども販売されていて、お土産にお茶を購入してきました。
●もつ鍋
福岡のシメのごはんに選んだのはもつ鍋。もつ鍋は2人前からの注文になっているお店が多いので、おひとりさまにはなかなかハードルが高いメニューの1つです。今回は一人前から注文できるお店を事前にチェックしておき、最終日に行きやすいお店を選んで行ってみました。私が行ったのは、博多駅直結の商業施設、博多デイトスにある「博多もつ鍋おおやま」というお店です。東京などにも店舗があったり、お取り寄せができたりもしますので、私も以前からお店の名前は知っていました。注文したのはもつ鍋一人前とハイボール。セットメニューもあったのですが、いろいろ食べるよりももつ鍋をしっかり味わいたいのでこのような注文になりました。味はお店おすすめのみそ。ちょっとこってりとした味わいですが、口の中でもつの脂がジワっと広がりハイボールが進みます。本当は最後に麺を入れてシメたかったのですがお腹いっぱいで残念ながら諦めました。
【おまけ】明太子入りナチュラルチーズ
コンビニで見かけて軽い気持ちで購入した「やまや」のナチュラルチーズ。これが大当たり! 明太子がしっかり効いていて、おつまみにぴったり。要冷蔵なのでお土産に買って帰るのは諦めましたが、楽天市場のやまや公式ショップに販売されているのを見つけてあらためて購入していまいました。明太子が強めで、塩味もしっかりしているので、そのまま食べるというよりお酒と合わせるのが断然おすすめです!
かなり頑張ったつもりですが、まだまだ食べきれなかった福岡グルメ。絶対にまた行って、今回食べられなかったものをリベンジしたいと思います。